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普段はコンパクトに、来客時や将来家族が増えた時には大きく広げて使える機能性に優れた「伸長式(エクステンション)ダイニングテーブル」。
ファニチャードームの担当バイヤー&販売スタッフが伸長式テーブルについて詳しく説明します。
Q1.伸長式テーブルの基本を教えて!
伸長式テーブルのメリットは?
ダイニングバイヤー:
伸長式ダイニングテーブルのメリットはズバリテーブルのサイズを状況に応じて変更できるという点につきます。サイズを変更できるということがどういう状況で役立つかというと大きく分けて二つ、
1.近い将来家族の人数や住む場所が変わる予定がある
2.ホームパーティーなど、お客様を招いて食事をすることがある
生活スタイルが変化するたびにテーブルを買い替えるのではなく、長く使えるテーブルが欲しい。そういった方にはぜひ伸長式ダイニングテーブルを検討してほしいですね。
伸長式テーブルには
どんなタイプがあるの?
ダイニングバイヤー:
伸長式テーブルと一言で言っても実に様々なタイプがあります。
代表的なものをあげてみますね。
天板を羽のように畳んでおける「バタフライタイプ」
天板の真ん中を二つに分けて伸長天板をはめ込む「センター伸長タイプ」
片側をスライドさせて伸長天板をはめ込む「片側伸長タイプ」
ただ天板だけでなく「脚」に注意をすることも大事なんです。同じ天板タイプでも「脚固定」タイプと「脚移動」タイプでは大きな違いがあるんですよ。
「脚固定」タイプと
「脚移動」タイプの違いは?
ダイニングバイヤー:
こちらのテーブルで説明しましょう。
こちらは「脚固定式のセンター伸長タイプ」のテーブルです。
天板サイズ:
伸長前 156cm→伸長後 200cm
脚間サイズ:
伸長前 140cm→伸長後 140cm
こちらのテーブルは伸長すると天板は200cmとかなり大きくすることができます。
脚間(脚と脚の間のサイズ)は伸長前と変わらず140cmのままなので椅子を追加する場合は短手(天板の辺の短い方)に置くことになります。
一方こちらは「脚移動式の片側伸長タイプ」です。
天板サイズ:
伸長前 140cm→伸長後 180cm
脚間サイズ:
伸長前 128cm→伸長後 168cm
伸長すると天板と一緒に脚も移動するので脚間が168cmとなり、椅子3脚を横並びにゆったりと配置することができます。
伸長した際に椅子は何脚、どこに配置するか、どのくらいのスペースを確保できるのか、ということを考えながら商品を選ぶことが重要です!
Q2.伸長式テーブルって
女性一人でも簡単に伸長できるの?
岡崎店販売スタッフ:
では実際にやってみましょう!
こちらは「片バタ伸長タイプ(脚移動式)」の商品です。
①天板を起こします
②少し天板を持ち上げながら脚を手前に引きます
③完成です!
コツは脚を引き出す際に少し天板を持ち上げることです。
「片側伸長タイプ(脚移動式)」ではこのように伸長します。
①脚を手前に引きます
②天板の下に収納されていた伸長天板を取り出しはめ込みます
③脚を押し込んで完成です
ダイニングバイヤー:
伸長のしやすさは商品の造りの質に比例すると思います。
粗悪な商品だとスムーズに伸長できないことも。やはり一度店頭で試してみることをオススメしますよ。
Q3.伸長式テーブルの天板の隙間、
強度などが気になります
天板の隙間が気になります
ダイニングバイヤー:
伸長式テーブルの最大のデメリットと言えるのが天板の「隙間」ですね。天板と天板の間にわずかな隙間ができてしまうのは構造上避けられません。
岡崎店販売スタッフ:
テーブルの上でジュースや汁物をこぼしたら隙間から床にこぼれていくのでは?と心配されるお客様は確かにいらっしゃいます。
テーブルクロスやマットを利用するなどの対処法はありますが、そこが気になるというお客様にはやはりオススメが難しいですね。
伸長式テーブルの
強度・耐久性はどうなの?
ダイニングバイヤー:
その商品の造りの質によるとしか言いようがない部分もありますが、しっかりとしたものを選んで頂ければ、普通のテーブルに比べて壊れやすいということはありません。
あえて言うとすれば、ネジのメンテナンスには気をつけたいですね。
これは普通のテーブルでも言えることですが、天板と脚を固定しているネジは時が経てば少しずつ緩んでくるもの。定期的に締め直すことが必要です。伸長式テーブルは伸長時に脚を動かす分、一般的なテーブルに比べるとネジが緩みやすいんです。
どんな家具でも長く使うには定期的なメンテナンスが大事ですね。
Q4.来客時の椅子は
どんなものを選べばいいの?
岡崎店販売スタッフ:
もちろん保管場所を確保できる場合は、同じタイプのダイニングチェアで揃えると見た目もスッキリします。
ただ限られたスペースを有効に利用する為に伸長式テーブルを選ぶ方がほとんどなので、それはあまりオススメはできません。
私がよくお客様にオススメするのは、このようなスタッキングできるスツールです。
普段は重ねて収納できるので場所をとらずに便利ですよね。
ダイニングバイヤー:
このようなスタッキングできるチェアもおすすめです。
岡崎店販売スタッフ:
スタッキングはできませんが、木製のスツールもオススメです。普段は植物などを飾ってインテリアとしても使用できます。
まとめ
伸長式ダイニングテーブル
購入時の注意点
・天板サイズだけでなく脚間にも注意しましょう。
・実際に伸長して操作のしやすさを確認しましょう。
・実際に椅子を並べて考えてみましょう。
・無垢材の天板は「反り」に注意。信頼できるメーカーのものを選びましょう。